ストレスというものは目には見えないものではありますが、ハードワークを続けていると確実に蓄積していくものであります。そして、それをそのままにしておくとうつ病を発症し、休職や退職を余儀なくされるだけでなく、精神科の病院に長期に渡って入院することにもつながりかねません。したがって、早期にストレスチェックを行う必要があります。ストレスチェックを行う方法には大きく分けて、二つの方法があります。
一つは精神科の医師や臨床心理士が最近の生活状況について質問をしていく方法で、もう一つは臨床心理士が行う心理検査です。最近の生活についての質問は直接的にストレスを感じる場面があったかどうかや、最近、睡眠がとれているかやイライラすることはないかといったものです。臨床心理士が行うストレスチェックの方法としての心理検査は、質問紙を用いてそれに回答していくという方法が大体行われますが、その他にもストレス耐性を見るために絵を描かせて、現在の心理状況を把握する描画法や、インクのシミが何のように見えるかといったロールシャッハテスト等も行われる場合もあります。これらのストレスチェックで、もし重篤なストレスを抱えていることが示されれば、場合によっては入院等をして休息をとったり、精神科デイケア等に通い、ストレスに対抗する術を学ぶという方法もあります。
現在ではストレス耐性を身に付けるための様々なプログラムがあり、多くの方がそれを身に付けて社会復帰を果たしています。
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