胃がん検診でがんが見つかるまでの検査の流れ

日本人が特にかかりやすいがんである胃がんの有無を調べてもらいたい場合は、医療機関で胃がん検診を受けるのが最も手軽な方法です。では、医療機関では胃がんをどのようにして発見するのでしょうか。胃がん検診では二段階でがんの診断を行うのが一般的です。一般的に胃がん検診と言われているものは、自ら医療機関に予約した上で受診する一次検診のことです。

一次検診ではレントゲン検査と内視鏡検査のどちらか一方が行われます。どちらが実施されるかは胃がん検診を実施している医療機関ごとに異なるので、受診予約する際に確認しておきましょう。一次検診で胃に異常があると判断されれば、その異常ががんによるものなのか、それとも他の疾患によるものなのかを突き止めるために精密検査が行われます。一次検診の検査項目がレントゲン検査だった場合は、ここで初めて内視鏡検査を受けることになります。

精密検査における内視鏡検査では、カメラで胃の様子を確認するだけでなく、異常のある部分からの細胞の採取も行われます。採取された細胞は病理検査にまわされ、確定診断に利用されます。精密検査の結果、胃の異変が悪性の腫瘍、つまりがんによるものであると確定した場合は、入院可能な医療機関へ入院し、更に詳しい検査を受けることになります。この段階で受ける検査は胃がんの進行度や転移の有無について調べるためのもので、超音波検査やCT検査、注腸検査など、様々な検査が行われ、検査結果は胃がんの治療方針の策定に役立てられます。

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