今や日本人の2人に1人が罹患すると言われている「がん」は、「心筋梗塞」や「脳卒中」と並び、日本人の「三大国民病」として知られています。特に、「主要五大がん」として知られる「胃がん」や「肺がん」、「大腸がん」、そして女性特有の「乳がん」や「子宮がん」は、いずれも日本人に急増しているがんです。現在男女ともに罹患者が最も多いのは胃がんで、肺がんの次に死亡する人が多いがんです。がんの中には自覚症状が現れないものも多く、日頃から積極的にがん検診に行き、自分の身体にがんが出来ていないか調べることが大切です。
がんは早期発見することで、治る確率も高くなると言われています。40歳以上の人は、年1回必ずがん検診に行きましょう。さて、一言でがん検診といっても様々なものがあります。現在、男女ともに最も罹患者が多い肺がんの検診をはじめ、胃がんや大腸がん、乳がんや子宮がんなど、日本人に特に多いがんを中心に、各自治体などで検診が実施されています。
特に、女性特有の乳がんや子宮がんは、欧米諸国に比べて検診を受ける人の割合が少ないため、がんが進行して初めてその存在に気づくことも少なくありません。他のがん検診と同様、40歳以上の女性は2年に1回乳がんの検診を受けましょう。また、子宮がんに関しては、若い世代の人でも罹患するのが特徴です。子宮がんは、「ヒトパピローマウイルス」と呼ばれるウイルスが原因で罹患するとされています。
そのため、子宮がんの検診の対象者は20歳以上の女性、受診間隔は乳がんと同様2年に1回受けることが推奨されています。
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